2005年10月号

表紙




編集後記

2005/11/29 家でのこづち「かれーらいふ」 担当 豆腐

記事の最後に読者のみなさんのお薦めがあれば教えてくださいと書きましたが、読者カード上でいくつかお答えをいただきました。バナナ、チーズ、コーヒー粉、りんご、チョコレート、バナナなどです。

執筆者の世迷い言にお付き合いくださり、ありがとうございます。 しかし、バナナカレーが大多数にとって美味しいと感じられるのかは皆目検討もつきません。

2005/11/15 特集「KULASIS〜Web履修登録〜」 担当 ぶっち

皆さんは無事に履修登録を終えられましたか?

某編集部員は履修登録で失敗して「Web履修登録なんか嫌いだ」と言いながら修正していました。パソコン画面を見ると3つの登録エラーが。

でも彼女がミスをしたのはWeb化のせいではないと思います。

2005/10/26 SHOP INTRODUCTION「Sweet Fountain CAKESHOP」 担当 ♭

このケーキ屋さんは個人的にお気に入りのお店でした。ネットで情報を得てお店を探しに行ったのですが、あまりにも小さなお店で、見落としそうになってしまいました。お店のウインドウにはぎっしりケーキが並んでいて、思わず4つも買ってしまい後で困ったことを覚えています。

店主の上原さんはとても感じのいい方で、いつもほのぼのと応対してくださいます。その雰囲気も大好きでついつい何度も足を運んでしまっています。上原さんと上原さんの作るケーキのファンは多いようで、取材中にも多くのお客さんが訪れました

。 取材で大量に買ったケーキを友人にあげたら、とても喜んで食べてくれました。こんな風にどんどんファンを増やしていきたい気分です。みなさんも是非来店して、このお店のファンになって欲しいと思います。

2005/10/26 ACADE見IC「教育学研究科 吉川左紀子教授」 担当 ♭

この先生を取材しようと思ったきっかけは、時計台の京大サロンで行われた兄弟サロントークというイベントで、吉川先生のお話を聞いたことでした。先生のお話はとてもわかりやすく興味深いものでしたし、先生自身もとても気さくな方で、取材のときも楽しくお話を伺うことができました。

「心の問題というのは全て複雑なんですよね。1人1人みんな個性があるし、同じ人は1人もいないから。でもそれは、違いから出発するんじゃなくて、共通点はなんだろうかというところから出発して考えていくことがすごく大事なことじゃないかと思います。それは別の言い方をすると、複雑なものを単純化して見るっていうことなんですね」
先生のこの言葉がとても心に残っています。これは心理学全般に言えることで、私たちが日頃生活していく上でも重要になってくる視点かもしれない、と思いました。

先生は溌剌となさっていて、ものすごくお若く見えました。もしそれが顔の研究による成果なら、ぜひ教えていただきたいものです。

ここで収録できなかったこぼれ話を。

吉川先生:すごく面白いのが、同じ表情を男性の顔の輪郭に当てはめて画像を作った場合と、女性の顔の輪郭に当てはめて作った場合で、怒りの強さの認識が変わるんですよ。どっちが怖い顔に見えると思いますか?

編集部員A:女性でしょう。

編集部員B:怖いっていったら女性じゃないですか。

編集部員C:違うよ! 柔らかな輪郭とのギャップで怖いんじゃないの!? ストレートに『女だから怖い』って(笑)。

吉川先生:あーでも皆さんの推測はすごく当たってて(笑)。その研究をしたのはアメリカの人なんですけど、その研究者達は、まず仮説として考えたのが、男性と怒りって言うのはすごく結び付けやすいけど、女性はあんまり怒りの表情とは結びつかないから、男性と怒りって言うのは結びついたときにより怖い顔に見えるんじゃないか、女性は輪郭が優しいから、同じ怒りでも中和されてあまり怖く見えないんじゃないかっていう推測を立てて実験したんですけれど、実際は皆さんの想像通り、女性の怒りの方がより強い、怖い怒りであるっていう風に評価されたんですね(笑)。それでその研究者達は、これは非常に意外な結果だということで論文を書いたんですが、それも非常に面白いですよね。

だそうです。今の時代だったら、「女性の方が怖い」という認識から出発して仮説が立てられたかもしれませんね。


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