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組合員の皆様へ 〜より安心・安全な食事を提供するために〜


2008年3月
京都大学生活協同組合


このたびの中国製冷凍餃子食中毒事件におきまして、日本生協連ならびに各地の生活協同組合において、組合員の皆様の信頼を損なうような事態が発生していることについて、当生協としてもお詫び申し上げます。
 京都大学生協としては、今回の事件を機に、京都大学構成員のみなさまに、より安心・安全な食事の提供をするために、以下のような到達点と課題を整理し、とりくみを進めていくこととしております。組合の皆様のご理解を賜りますよう、またご意見・ご希望をお寄せくださるようお願い申し上げます。

1. 取り扱い食材の管理基準のレベルアップを進めます。

<現状の到達点>
○京大生協では、京都・滋賀・奈良の19の大学生協と共同して、食材の共同仕入を行うことで、食材の品質管理や仕入コストの低減を行っています。その際、取引先に対し、「食材カルテ」の提出を要請し、食材の管理を行っています。
・「食材カルテ」にて把握している原材料情報は、原産地、使用添加物、栄養価、アレルゲン、牛由来の原材料詳細、遺伝子組み換え作物です。また、輸入食品に対しては、食品衛生法上必要な検査証明書の添付を求めています。
・とりわけ、食品添加物については、食品衛生法の基準を上回る、独自の自主基準を持ち、基準をクリアしない食材は取扱を行っていません。
・品質基準については、独自の検査は行っておりません。しかし、共同仕入の取引先に対して、微生物・(残留農薬を含む)有害物質などについての検査証明書の提出を求めています。また、包装資材や製造工程についても、取引先における管理状況の把握を行っています。

<今後の課題>
○より一層組合員のみなさまに安心・安全な食を提供するために、他の生協や、行政、消費者団体、大学研究者の方々などの協力をいただきながら、大学生協独自の食品基準の確立を進めます。
○また、基準を決め、それに沿った運用を進めるためには、全国の大学生協や、他の生協・協同組合との連携が重要です。その点の強化もあわせて進めていきます。

2. 人と人との信頼関係に基づく、生産者の顔の見える食材の取り扱いを強めます。

<現状の到達点>
○これまでに、京都・滋賀・奈良の大学生協で協力し、大山乳業のCO−OP牛乳・冶道トマト・ボーンフリーファームなど、生産者の顔が見える食材の提供を行ってきました。
○また、京大生協独自にも、新京野菜プロジェクト・京大高槻農場生産物の提供などの取り組みを行っています。
○これらの食材は、単に産地が見えるのではなく、生産者のこだわりや消費者に対する思いなども見えるものであり、「生産者との信頼関係の中で提供された食材」ということができます。

<今後の課題>
○しかし、これらの食材は、まだまだ全体の比率の中では低いものであり、この比率をより高めていくことが必要と考えます。
○ただし、これらの食材は、一つ一つがじっくりと手をかけて育てられた食材であり、当然その結果は食材の仕入れ価格に反映し、結果として提供価格も上昇します。しかし、学生生活を支える、安い食事を提供することとあわせて、より生産者に近く、信頼を持って食べることのできる食事を提供することも、京大生協の重要な使命と考えています。

3. 食べることを通じて、「食の問題」を総合的に学べる環境を作ります。

<現状の到達点>
○食堂での卓上メモを継続的に発行し、組合員のみなさんへの食生活に関する情報提供を行ってきました。
○食生活相談会を開催し、組合員のみなさんが、自らの食生活を考え、見直すことのできるきっかけ作りを行ってきました。
○食生活提案とあわせ、「わくわく健康ランド」など、自らの健康な生活を高めるための取り組みを行ってきました。

<今後の課題>
○たとえば、今回の事件を機に、日本の食料自給率の問題がクローズアップされています。これは、今後の日本社会にとっては、非常に大きな問題です。その問題の解決にとって京都大学の果たすべき役割は大きく、将来を担う大学生の役割も大きいものがあると京大生協は認識しております。
○そこで、京大生協は、京都大学内にある食堂施設として、食べることを通じて、食の安心・安全の問題、農業問題など、様々な問題を考えられるきっかけ作りを強めていきます。また、機関誌「らいふすてーじ」や各種イベントなどでの情報提供を強めていきます。

4. 店舗での衛生管理レベル、危機管理レベルを引き続き強化します。

<現状の到達点>
○食堂部門、購買部門職員を対象にした、食品取り扱い時の衛生講習や、食堂店舗の定期的な衛生点検、従業員の毎月の検便提出などを実施しています。
○取引先に対しても、生協基準に準拠した衛生管理レベルの維持を要請し、ご理解をいただいた取引先とだけ取引を行っています。
○食中毒発生、異物混入等の食品事故などに対しての、店舗での対応マニュアルを作成しています。

<今後の課題>
○衛生管理レベルを高いレベルで維持できるように、店舗運営のいっそうの改善などを進めます。
○食品事故の際の対応マニュアルの改善と意思統一を進め、万が一事故が発生した際には、速やかに適切な対応が取れる力量を強めます。
 
 

ご意見はこちらにお寄せください。
京都大学生協 本部(組合員センター)
電話:075−771−6211
 FAX 075−761−0046

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