京都大学は教職員、学部学生、大学院生、各種研修員など、28000人以上の構成人が毎日教育、研究あるいはそれらをサポートする仕事をしています。他にも、生協をはじめとするさまざまな店舗で働く人、企業や他大学などからの訪問者も多数あります。これらの人たちの生活、教育、研究あるいは営業などの活動により、環境負荷やときには環境汚染を引き起こしていることが現実です。京都大学としては、2002年2月に「京都大学環境憲章」を制定し、教育や研究を通じ環境問題解決に向けて積極的な取り組みを行い、自らが引き起こす環境負荷を可能な限り低減することに努めることを決定しました。また、環境マネジメントシステム(EMS)を活用して、地域社会と連携しつつ、本学の構成員が一致して環境保全活動の推進に努めることを宣言しています。 京大生協としても、2002年総代会で策定されたMission3つの使命とVision2010アクションプランに基づいて、エコキャンパス活動を進めてきました。ここでは、生協の事業活動における環境負荷の定量や、環境に配慮した店舗や商品の開発、大学の取り組みへの協力などを行っています。また、地域や全国との連携や連帯を行い、「環境レポート」、E-COOPの広報など「環境アカウンタビリティー」の責任を果たすことも重要であると考えています。このような活動は学生が主体となっているので、日常的に行うことや、年度を越えた継続性については困難なこともあります。しかし、大学の教育研究のシステムではできない本来の意味の環境マネジメントを実践しており、「実習」を兼ねた環境教育の一端を担っているということもできると思います。この報告書を通じて、京大生協の環境への取り組みを知っていただくとともに、ご意見やご協力、あるいは積極的なご参加をいただければありがたいと思っております。 |
| 2005年5月 京都大学生活協同組合 理事長 松本英治 |