環境レポート2004 京大生協 E-COOP

第1部、定量報告  5.リサイクル事業
   
〜取扱商品と実績


 学生の自主的な活動としてのリサイクル活動は、リサイクル市実行委員会によってずっと以前から行われてきました。生協のリサイクル事業は、家電リサイクル法が施行された2001年の秋からスタートし、今春4回目の新学期を迎えました。新学期の過去3年間の実績は下記の通りです。

 買取件数買取点数
(本を含む)
買取件数
(本を含まない)
供給高
(3・4月)
2005年285853811 
2004年3191,063592671万4000円
2003年4853,6501,336673万7000円
2005年の供給高は出稿時点で計上されていなかったため省略しています。

(1) リサイクル事業の意義・目的

 ○新入生や留学生に安く生活用品や書籍を提供することができます
 ○卒業生が家電リサイクル法に基づいて家電を廃棄する際の費用負担の軽減できます
 ○粗大ゴミとして無駄に排出される廃棄物を減らし、ゴミの減量化に役立ちます 
 ○リサイクルに取り組んでいる大学との協力関係を強めます
 ○生協の経営としても、一つの事業基盤として利益を生むことが見込めます

(2) リサイクル事業の取り扱い内容

現在取扱中の商品
 ○家具・家電製品(主に一人暮らし用)
 ○自転車・バイク
 ○時計・雑貨・衣料品
 ○単行本・文庫・新書等の書籍

 2001年の秋にスタートしたときは、単行本・マンガ・CD・DVD・ゲームソフト・自転車・バイクが中心でしたが、2002年の春に、家具・家電製品のリサイクルも開始しました。
 しかし、マンガの売れ行きが非常に悪かったため、マンガの通常展開をやめ年に数回のイベント企画としました。その後、CDはネットでのダウンロード等により、ゲームソフトはソフトそのものの低迷などにより、相次いで供給不振となり、今年度より通常展開をやめ、イベント企画での展開に変更しました。
 さらに、本についても、供給が見込まれる時期が限られているのが実情(4〜5月のみ)であるため、シーズン展開への変更を検討中です。

(3) 大学との共同の取り組み

 一方、卒業時期に大学内に放置されていく自転車を少しでも減らしていくために、2〜3月に大学との共同の取り組みにより「卒業生向けの特別引き取り・買い取り」を実施しています。今春は約300台弱の引き取り・買い取りを行いました。買い取り件数そのものは少なかったものの、卒業によって不要になった自転車を自分で処分すれば数千円かかるところを無料で引き取ったため、卒業生からは非常に喜ばれました。

(4) 現在の到達点

リサイクル事業の認知度の上昇
 当初、生協がリサイクル事業の認知度が低く、組合員からの買い取りも少なかったのですが、現在は、通常時期においても、ときおり買い取り依頼を受けるようになってきました。

商品化のノウハウの蓄積
 初年度には、買い取ってきた商品の状態や作動状況を丁寧に確認せずにトラブルになったり、必要以上にコストをかけたために販売価格よりも人件費の方が高くついたりするなどの問題も発生していました。現在は、京都市内の優良リサイクルショップの協力があり、独自に商品化についてのノウハウを蓄積してきたため、商品についてのトラブルは大幅に減少しています。

商品化の作業場所・商品保管場所の確保
 一昨年より、商品化の作業場所および商品展示・商品配達までの保管場所として、大学外に倉庫を確保しています。

(5) 今後の課題

1年間を通じた取扱商品ジャンルの整理
 リサイクル事業で取り扱う商品のジャンルについては、時期ごとの商品の調達状況や売れ行き状況を見ながら、徐々に変更してきました。今後、どのような時期に、どのような展開をしていくのがよいのか、組合員の皆さんの意見を聞きながら、検討していかなければなりません。

商品の確保問題(仕入れ・調達)
 最大の問題は、リサイクル品は一般の商品のように「店内の在庫がなくなったら取引先に発注する」という「仕入れ」ができないことです。組合員からの買い取りは卒業時期にほとんど限定されており、通常時期は、どこのリサイクルショップでも家電製品の調達に苦労しているのが実態です。その中で商品の調達ルートを開拓していかなければなりません。

本のリサイクルの推進
 単行本や参考書のリサイクルは、学生組合員からの支持が高いものの、思うように商品確保ができていません。組合員の声に応えられるように商品の調達先を調査していますが、未だに思うように進んでいないのが現状です。

事業の採算性確保
 事業を開始して4年が経過し利益が出ているように見えますが、実際には人件費の計上を他の店舗で行っているなど、採算が取れていません。事業としてきちんと採算がとれるようにしていかなければなりません。

新規取り扱い商品の開拓
 最近、取り扱っている商品のバリエーションがマンネリ化してきており、魅力のある店作りが必要になってきています。組合員のみなさんから見て興味を持っていただけるリサイクル店が目標です。


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