編集後記
採算と効率を求め、無駄なものは淘汰される社会はいつのころから日本社会の常識になったのでしょうか。
東京都足立区の100歳をこえた高齢者のミイラ化した遺体が見つかりました。それを発端として100歳以上の高齢者の所在や生死がわからない事態が全国で相次いでいます。同居している家族はどこにいるのか、生きているのかわからないとのことです。一番身近にいるはずの家族が所在を知らないし、捜索願いも出していない事例がありました。核家族の中で採算や効率に参加できない老人の家族の中で居場所のなさが眼にうかびます。
また大阪で幼児2人が死亡した児童虐待の事件がありました。刑事事件と立件された児童虐待は昨年1年間に335件を記録しましたが今年はさらに増加する様子だそうです。虐待の関係記事でインタビューがあり「この子がいなかったら」と思うこころは痛いほどわかると答えていました。
そこにあるのは家庭の崩壊、地域とのつながりを邪魔なものと捉える考えと周囲との関係を断ち切った孤独感が背景にあると思えます。自分の周りで孤独死や虐待死、またいるはずの老人が消える社会てーーー。
解決法は周りの人に興味をもち、そのひとたちと「絆」を築くこと。まずはアイサツから。それにしても疲れました。
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