2010年オープンキャンパス サークル紹介
能楽狂言会
講演日時 8/11(水)15:45~16:05
私たち狂言会は、主に京都大学、同志社大学の学生で活動しています。木村正雄師、網谷正美師というプロの狂言師に直接稽古をつけて頂き、年に数回、発表の機会を設けます。 しかしそこで、「いや、その狂言って何やねん」とお思いになる方もいるでしょう。狂言とは、600年ほど前、室町時代に成立した伝統芸能です。とは言っても、庶民の日常を切り取ったお芝居で、現代を生きる私たちに通ずる部分も少なくはありません。 また、狂言は喜劇で、今で言うところのお笑い、コントのようなものです。なので、面白いところでは遠慮せずに笑い、悲しいところでは是非泣いて下さい。演者は室町時代の口語を台詞として喋ってはいますが、現代の日本語とよく似ているので、初めて見ても十分に楽しんで頂けると思います。
<講演内容の簡単な紹介>
狂言「土筆(つくづくし)」 二人の男が春ののどかさに誘われて野遊山に出かけます。家土産(いえづと)にしようと土筆を摘んだり、芍薬の芽が萌え出たのを見て歌心を起こしたりと、ここまでは風流なのですがしかし、両人ともに 生半可な知識しかもちあわせず、『新古今和歌集』の名歌「わが恋は松を時雨の染めかねて真葛ヶ原に風騒ぐなり」(慈鎮和尚)を誤って暗誦すると、 また一方も「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花」(王仁)という有名な歌を誤解していたことが明らかになるという具合で、お互いに馬脚をあらわし、折角の風雅な野遊びが台無しになってしまいます。 小品ですが、いかにも狂言らしい狂言です。
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