2010年オープンキャンパス 講演会
 

「半直接民主制と議院内閣制――憲法イメージの再検討のために」

講演日時 8/12(木)13:30~14:10

 

<略歴、役職等>

大石眞(おおいし まこと)

1951年(昭26)宮崎県生まれ、1975年(昭50)東北大学法学部助手。以後、國學院大學・千葉大学・九州大学を経て、1993年(平5)から京都大学大学院法学研究科教授、現在に至る。この間、京都大学公共政策大学院長を務めた(平20~22)。
主な社会的活動に、放送大学客員教授、衆議院議員選挙区画定審議会委員、宗教法人審議会会長、京都府土地収用事業認定審議会会長、京都市情報公開・個人情報保護審議会会長などがある。

 

<講演内容の簡単な紹介>

 

 国民主権を行使するには、国民発案・国民表決という直接的方法と国政選挙という間接的方法があります。国政選挙とともに国民発案・国民表決をも採り入れた憲法体制は「半直接民主制」と呼ばれますが、これは国民と議会の関係に着目した統治機構の一つのあり方を示しています。他方、議会と政府との関係に着目した統治機構は、アメリカ合衆国をモデルとする大統領制とイギリスに代表される議院内閣制に大別されますが、最近は大統領制と議院内閣制とを組み合わせた「半大統領制」も注目されています。

 
このような枠組みを前提として、日本国憲法の定める統治機構の特徴について、憲法典の条項だけでなく憲法附属法などをも踏まえて吟味し、あわせて憲法イメージの再検討を試みたいと考えています。

 

 

元のページに戻る