| 平竹 潤先生(化学研究所) |
『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 』
(ISBN:9784334033705)
著者 城 繁幸
出版社 光文社新書
本体価格:700円
□人間形成、人格形成、教養の涵養に資する書籍として、
大学生時代に是非、読んでおいてほしい
□いずれ社会に出て職を得るときが来るので、その時に冷静に社会を見ることができるように。
□すべての新入生に推薦したい。中でも理系学部新入生に特に推薦したい。
♪旧来の就職形態(職務給制度と終身雇用制)と社会構造を痛烈に批判し、昨今の就職事情を若者の視点に立って論じた数少ない本のひとつ。就職してすぐ辞める若者が多い背景に、どのような構造的問題が隠されているのか、目からウロコが落ちるような解釈は新鮮。 |
『日本人の英語』 (岩波新書)
(ISBN:9784004300182)
著者 マーク ピーターセン (著)
出版社 岩波書店
本体価格:700円
大学で学ぶにあたって身につけておいてほしい知識・ 技能を習得する目的で、すべての新入生に推薦したい。
♪日本語の堪能な英語のネーティブスピーカーが、英単語のニュアンスや、冠詞・定冠詞の意味、使い分け、前置詞の本来の意味などを絶妙な日本語でユーモアたっぷりに解説してくれている。英語の本質がわかると言っても過言ではない。単に読み物として読むよりは、自分で英文を書く時になって、そのすごさ が身に沁みて分かる、そんな本。英語でものを考え、英語で表現するという実戦的なスキルを身につけるのには最適の本のひとつ。英語の本質を知るという点では、全学共通科目の英語の講読なんぞ 100 年続けても、この1冊には適うまい。マーク・ピーターセン氏のその他の著書も、読む価値は大いにある。 |
『日本語の作文技術 』
(ISBN:9784022608086)
朝日文庫
本体価格:540円 |
『実戦・日本語の作文技術』
(ISBN:9784022610539)
著者:上記2点 いずれも本多 勝一 朝日新聞社
朝日文庫
本体価格:560円
□大学で学ぶにあたって身につけておいてほしい知識・技能を習得する目的で
□人間形成、人格形成、教養の涵養に資する書籍として、大学生時代に是非、読んでおいてほしい
□すべての新入生に推薦したい
♪著者は元朝日新聞記者で、膨大なルポを 書いてきた論理的文章の達人。 事実を誤りなく明確に人に伝える論理立った 日本語の文章を書くという観点から、自身の 経験をふまえ、日本語の構造にもとづくきわめて 実戦的な作文技術を紹介している。 自分の考えを正確に誤りなく人に伝える文章を日本語で書く時になって、その価値がよくわかる。 たとえば、レポート、卒論などの論理立った文章を書かねばならない学生さんにとって、読んでおいて絶対に損はない。 同時に、文学に代表される情緒面を重んじ、事実を正確に伝える論理立った文章の書き方をあまり教えて来なかった日本の国語教育に対する痛烈な批判の書でもある。 また、本多勝一氏は、徹底して反権力・反体制を貫く論客としても有名で、南京大虐殺、ベトナム戦争、カンボジア大虐殺、アメリカ合衆(州)国などを取り上げ、時の権力者や体制が隠したがるものを、取材を通した得た事実 として白日のもとに曝すようなルポを多数書いている。ひたすら受験勉強に専念してきた従順な学生にとっては、世の中には別の見方もあるんだ、ということを知るためにも、一度は本多氏の著書を読むことを勧める。ただ、「日本語 の作文技術」は、そうした反体制、反権力色のほとんどない仕上がりになっているところが、こりゃまたおもしろい(所々に毒はあるけど)。 |